キナバル自然公園の解説・紹介
キナバル自然公園(Kinabalu Park)は、ボルネオ島北端部のサバ州にあるキナバル山を含む、3つの山を中心とした自然公園です。1964年にマレーシアの国立公園に指定されています。約753平方kmの面積を持つキナバル公園には、マレーシア最高峰の標高4095mのキナバル山があり、標高の変化に伴う植物相の垂直分布、熱帯雨林帯から高山植物帯まで、実に多様な植物相が見られます。
ボルネオ島のジャングルは、アマゾンやアフリカ大陸に存在するジャングルより古く、公園内には、特有の動植物が多く見られます。特に世界最大の花とも言われるラフレシアは有名。また食虫植物として有名なウツボカズラなどが原生しています。
なお、キナバルの「キナ」は、中国語で中国、「バル」は未亡人という意味で、キナバル山付近には、中国に帰国した夫を偲ぶ先住民の妻の伝説が残されています。
キナバル公園は、ボルネオ島の北部に位置し、東南アジア最高峰のキナバル山(4095m)がそびえています。

Mt Kinabalu / Eric Lim Photography

Views of Mount Kinabalu / motnworb

Forest: Kinabalu Park, sunset mit rainbow! / DrLianPinKoh

Indigo Flycatcher (Eumyias indigo) / motnworb

Kinabalu Slender Toad (Ansonia hanitschi) / motnworb
- 名称 / 英語名
- キナバル自然公園 / Kinabalu Park
- 種別
- 自然遺産
- 登録基準
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(9) 陸上、淡水、沿岸および海洋生態系と動植物群集の進化と発達において、進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。
(10) 生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには科学上または保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。
登録基準とは - 登録年
- 2000年
- 公式オフィシャル・サイト
- ユネスコ / UNESCO 公式サイト内の Kinabalu Park ページ