コブスタンの岩面画の文化的景観

先史時代の岩絵 / 岩石画が残るコブスタン

コブスタンの岩絵 / 岩石画は、アゼルバイジャンの首都バクーから南西へ約60km ほどの所、アゼルバイジャン中央部の半砂漠?ガラダフ地区とアプシェロン地区、ジンフィンダシュ山のヤジリテペ丘陵、べユクダシュ山とキチクダシュ山の3つの地域に展開しています。

世界遺産の登録範囲は、核心地域が537ha、緩衝地域が3096haにも及び、そこには約4000年間にも渡って描かれた岩石画が、6000点もあります。描かれているのは、ヤギ・鹿などの野生動物、あるいはアシの舟に乗って旅をする人々、レイヨウやスイギュウを狩る男たち、踊る女性たちの姿、ラクダの隊商、太陽や星々などなど実に多彩です。

これらの岩絵が描かれたのは、5000年から20000年も遡ると考えられ、コーカサスの先史時代の人々の姿を今に伝えています。コブスタンの岩石画は、1930年代に発見され、ノルウェーの著名な人類学者トール・ヘイエルダールは、1961年から亡くなる2002年までの間、何度もアゼルバイジャンを訪れ、研究を行っています。

アゼルバイジャンは、これらの古代の彫刻物群、そして泥火山を守るため、1966年にコブスタン国立保護区に指定。現在、コブスタンは、アゼルバイジャンで一番人気のある国立保護区となっています。

Gobustan
Gobustan / luigig
Petroglyphs, Qobustan
Petroglyphs, Qobustan / tm-tm
Gobustan
Gobustan / luigig
名称 / 英語名
コブスタンの岩面画の 文化的景観 / Gobustan Rock Art Cultural Landscape
種別
文化遺産
登録基準
(3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
登録基準とは?
登録年
2007年
公式オフィシャル・サイト
ユネスコ / UNESCO 公式サイト内の Gobustan Rock Art Cultural Landscape ページ
Gobustan
Gobustan / luigig
Petroglyphs, Qobustan
Petroglyphs, Qobustan / tm-tm
03520028
03520028 / Bruno Girin
Petroglyphs, Qobustan
Petroglyphs, Qobustan / tm-tm

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