ネスヴィジのラジヴィール家の建築、住居、文化的複合体は、、ベラルーシのネスヴィジ(Nesvizh)にあるラジヴィーウ家の居城として建てられた城郭建築です。
16世紀から1939年まで存続したラジヴィール王朝は、ヨーロッパの歴史と文化において重要な役割を果たした王朝です。
ネースヴィジは、この王朝の文化が集まった都市で、特に科学や芸術、工芸、建築の分野でヨーロッパに大きな影響力を持ちました。
ネースヴィジにあるラジヴィウ家の建築的・居住的・文化的複合体の解説・紹介
遺構は、居住用の城館やキリストの聖体を祀る聖体教会教会とその周辺地域から成ります。
城館は10の建造物で構成され、それぞれが内部で結ばれて全体が一つの建物として6面の中庭を取り囲むように設計されています。
1587年から1603年に建てられたキリスト聖体教会(Corpus Christi Church)は、イタリア人建築家ジャン・マリーア・ベルナルドーニ(Gian Maria Bernardoni, 1541年-1605年)が手がけたもので、バロック様式のファサードを備えたドーム型天井を持つ世界初のバシリカ式聖堂、そして東ヨーロッパにバロック様式建築が持ちこまれた最初の例です。
この城館と教会は、中欧とロシア全域における建築の原型にもなりました。
1770年代に、城はロシア軍に略奪され、ラジヴィウ家は追い出され、さらに その後、元の持ち主からもロシア軍からも見捨てられました。
しかし、ラジヴィウ家の手に再び渡り、内装の復元作業が行われました。イギリス流の風景式庭園もデザインされ、今日でもその種の庭園のなかでヨーロッパ最大級の庭園となっています。
- 名称 / 英語名
- ネスヴィジにあるラジヴィウ家の建築的・居住的・文化的複合体 / Architectural, Residential and Cultural Complex of the Radziwill Family at Nesvizh
- 種別
- 文化遺産
- 登録基準
-
(2) ある期間を通じてまたはある文化圏において建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
(4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
(6) 顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰または芸術的、文学的作品と、直接にまたは明白に関連するもの(この基準は他の基準と組み合わせて用いるのが望ましいと世界遺産委員会は考えている)。
登録基準とは - 登録年
- 2005年
- 公式サイト
- ユネスコ / UNESCO 公式サイト内の Architectural, Residential and Cultural Complex of the Radziwill Family at Nesvizh ページ
ネスヴィジにあるラジヴィウ家の建築的・居住的・文化的複合体の詳細地図
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