モスタル旧市街の古い橋地区 / Old Bridge Area of the Old City of Mostar

モスタル旧市街の古い橋（スタリ・モスト / Stari Most）地区の解説・紹介

モスタル旧市街の古い橋の地区は、バルカン半島北西部に位置するボスニア・ヘルツェゴビナの都市、モスタルにある橋です。

16世紀、オスマン帝国の時代に9年間を費やして作られもので、建造当時は世界唯一のシングル・スパン・アーチと考えられており、当時の最も優れた建築物の一つです。

橋はモスタル市内を分けるネレトヴァ川に架かっており、町の象徴となっていましたが、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争中、1993年11月9日午前3時にクロアチア系のカトリック民兵によって破壊されました。

その後、復興計画が立てられ、2004年6月23日に復興工事が完了しました。

2005年に、ボスニア・ヘルツェゴビナ初のユネスコの世界遺産に登録されましたが、登録に当たっては、その歴史的価値だけでなく、橋の再建により、多民族・多文化の共生や和解の象徴となったという側面も評価されています。

なお、町の若者たちには橋から川に飛び込むのが伝統になっており、毎年夏に飛び込み大会が開催されるています。川は非常に冷たく、危険なため、訓練を積んでいる潜り手だけが挑むことができるそうです。

Bridge in Mostar / Michael Cavén

名称 / 英語名: モスタル旧市街の古い橋地区 / Old Bridge Area of the Old City of Mostar
種別: 文化遺産
登録基準: (6)　顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰または芸術的、文学的作品と、直接にまたは明白に関連するもの（この基準は他の基準と組み合わせて用いるのが望ましいと世界遺産委員会は考えている）。
登録基準とは
登録年: 2005年
公式オフィシャル・サイト: ユネスコ / UNESCO 公式サイト内の Old Bridge Area of the Old City of Mostar ページ

Stari Most / Martijn.Munneke

Bosnia and Herzegovina-02194 – Crooked Bridge / archer10 (Dennis)

De oude brug / Martijn.Munneke

Old Bridge, Mostar / faceymcface1

Mostar 06 / Pero Kvrzica

Mostar 23 / Pero Kvrzica