ハノイのタンロン皇城の中心区域(遺跡)

ベトナム
By: Joseph Hunkins

ハノイのタンロン皇城の中心区域の解説・紹介

ハノイのタンロン皇城は、ベトナムの首都ハノイのホー・チ・ミン廟に近いバーディン地区で発掘された遺跡群です。ハノイの新国会議事堂建設予定地に2003年に発見されました。

7世紀~19世紀までの皇城の跡を重層的に残す壮大な遺構で、最も古い遺構は中国支配時代にまで遡ります。遣唐使から唐の官僚になった阿倍仲麻呂が長官を務めた安南都護府だったと考えられています。

ハノイは1010年に李朝の創始者である李太祖がホアルーからダイラー(現在のハノイ)に大越王国(今日のヴェトナム)の首都として遷都。都の名前を「昇龍」を意味するタンロンとしました。

以来、ベトナム諸王朝が都としていただけに各時代の遺跡が重なっていることが特徴です。タンロン遺跡には、約20ほどのお城や宮殿があります。

タンロン皇城の中心区域一帯には、黎朝時代の中央宮殿・敬天殿の基壇、南門である端門、北門があります。

タンロン皇城の東には、白馬を祀るバックマー神殿、西にはリンラン大王を祀るヴォイフック神殿、南には高山大王を祀るキムリエン神殿、北には玄天鎮撫を祀るクアンタイン神殿と、「昇龍四鎮」と呼ばれる守護神殿があります。

こうした建造物群は、中国と古代チャンパ王国、双方の文化の影響を受けつつ、独自の東南アジア文化が発達したことを示す遺跡となっています。

Hanoi Vietnam -  Imperial Citadel UNESCO World Heritage Site
Hanoi Vietnam – Imperial Citadel UNESCO World Heritage Site / JoeDuck
名称 / 英語名
ハノイのタンロン皇城の中心区域 / Central Sector of the Imperial Citadel of Thang Long – Hanoi
種別
文化遺産
登録基準
(2) ある期間を通じてまたはある文化圏において建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
(3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
(4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
登録基準とは
登録年
2010年
公式オフィシャル・サイト
ユネスコ / UNESCO 公式サイト内の Central Sector of the Imperial Citadel of Thang Long – Hanoi ページ
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Hoàng Thành Thăng Long… / dragon_s38686
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ハノイのタンロン皇城の中心区域の詳細地図

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