コトルの自然と文化歴史地域の解説・紹介
バルカン半島の付け根に位置するモンテネグロ。アドリア海が陸地に入り込み、複雑な入り江となっている一帯は、ヨーロッパ最南部のフィヨルドとも呼ばれ、中世に港湾都市として栄えた町が点在しています。
中でも、湾の奥に位置するコトルは中世の佇まいが今も残る美しい町として知られています。
コトルの町は、ヴェネツィア共和国によって築城された城壁に囲まれており、城壁は総延長は4.5kmの長さにも及びます。
前方には複雑なコトル湾の複雑な入江があり、後方には標高1,800mのロヴツェン山という自然の要害に守られており、様々な国に支配されながらも自治を守り繁栄しました。
そして、コトルの町には、今も石畳の路地沿いに12世紀から14世紀ごろに建てられた歴史的建造物が並び、中世の時代にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えさせます。
特に教会は、カトリックとギリシャ正教会の文化圏が重なった教会が数多くあります。
1166年に建てられた聖トリプン大聖堂、セルビア正教会の聖ルカ教会はロマネスク様式の建物で、内部には多くのイコン(聖画)が飾られています。
そのほか、宮殿、広場、あるいは海洋博物館や中央広場の大時計(1602年)などに中世に想いをはせることができます。
- 名称 / 英語名
- コトルの自然と文化歴史地域 / Natural and Culturo-Historical Region of Kotor
- 種別
- 文化遺産
- 登録基準
-
(1) 人類の創造的才能を表現する傑作。
(2) ある期間を通じてまたはある文化圏において建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
(3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
(4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
登録基準とは - 登録年
- 1979年
- 公式オフィシャル・サイト
- ユネスコ / UNESCO 公式サイト内の Natural and Culturo-Historical Region of Kotor ページ

The Kotor Visit, May 2010 / David Bailey MBE

The Kotor Visit, May 2010 / David Bailey MBE

Montenegro-02376 – Flour Square in Kotor / archer10 (Dennis)

The Kotor Visit, May 2010 / David Bailey MBE
![Bay of Kotor - Perast - Church Gospa od Škrpjela [Our Lady of the Rock] (06_2012)](http://farm9.static.flickr.com/8022/7446650434_b5b681d466_z.jpg?zz=1)
Bay of Kotor – Perast – Church Gospa od Škrpjela [Our Lady of the Rock] (06_2012) / jaffeuxnouguier

Montenegro-02394 / archer10 (Dennis)

Chiese a Kotor / wolfango

St. Tryphon Cathedral / nicocrisafulli

Inside the Church of Our Lady of Remedy / Fearless Fred
コトルの自然と文化歴史地域の詳細地図
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