シホテアリン山脈中央部の解説・紹介
シホテアリン山脈(Сихотэ-Алинь, Sikhote-Alin)は、ロシア連邦東部の沿海地方からハバロフスク地方にまたがる山脈です。ロシアの太平洋側の港・ウラジオストクの北東から日本海沿いに900kmにかけて伸びている高い山脈です。
山脈中央部は、タイガ(亜寒帯の針葉樹林)と亜熱帯性の植物からなる大森林地帯となっており、タイガと亜熱帯の動植物の種族が交じり合った非常にユニークな森林地帯となっています。
そこには、典型的な北方のタイガの動物であるトナカイやヒグマ、、オオヤマネコなどと、元来熱帯の動物であったアムールトラやアムールヒョウ、ツキノワグマなどが共存しており、固有の植物種も多く生息しています。
これらの貴重な野生生物の保護のため、大シホテアリニ野生保護区とラゾ野生保護区が設けられています。
2001年、ユネスコは「コウライアイサやシマフクロウ、アムールトラなど絶滅危惧種が生存している」という重要性を指摘したうえで、世界遺産のうちの自然遺産に登録しています。
なお、シホテアリン山脈は、1947年に非常に大きな隕石が落下したことで知られています。900トン弱の小惑星が秒速14kmで地球に衝突したものと見られ、地上に衝突する前に大気圏に突入して大爆発を起こして四散した隕石落下です。シホテアリニ山脈山中にあるパセカ(Paseka)の村では、無数の隕石片やクレーターができているのが発見されています。最大の隕石標本は300kgにも及んでいました
- 名称 / 英語名
- シホテアリン山脈中央部 / Central Sikhote-Alin
- 種別
- 自然遺産
- 登録基準
-
(10) 生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには科学上または保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。
登録基準とは - 登録年
- 2001年
- 公式オフィシャル・サイト
- ユネスコ / UNESCO 公式サイト内の Central Sikhote-Alin ページ

Viewing from Sopka Sestra / paukrus

Rock in Sikhote-Alin / paukrus

Vodopadnaya River / paukrus

Oaken Forest in Sikhote-Alin / paukrus

Flowers of prunus tomentosa in May / paukrus

Sikhote Alin / jtaylor14368
シホテアリン山脈中央部の詳細地図
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