クルシュー砂州(さす)の解説・紹介
クルシュー砂州は、バルト海とクルシュー・ラグーンを隔てる全長98 km にも及ぶ細長く湾曲した砂州です。
砂州(さす)とは、流水によって砂が堆積した地形のことです。
クルシュー砂州は、リトアニアのクライペダ地方と、ロシアの飛び地であるカリーニングラード地方の2国に及ぶ細長い砂丘が半島を形作っています。
この半島は、先史時代から人類が居住してきた場所で、バルト海の神話によれば海岸で戯れていた屈強な少女ネリンガ(Neringa)によってクルシュー砂州が作られたと伝えています。
紀元前3000年ほど前には現在のような細長い砂州が出来上がったとされています。
16世紀には、居住用の材木とするため森林破壊が進み、半島全体がすっかり砂丘で覆われてしまったことから、住民たちが大規模な植林を行った経緯があります。
その結果、現在に至るまで砂州の大半は森林に覆われています。こうした住民たちによって作り出された砂州の美しい景観が、「文化的景観」としての価値が評価されて、2000年に世界遺産(文化遺産)として登録されています。
- 名称 / 英語名
- クルシュー砂州(さす) / Curonian Spit
- 種別
- 文化遺産
- 登録基準
-
(5) ある文化(または複数の文化)を代表する伝統的集落、あるいは陸上ないし海上利用の際立った例。もしくは特に不可逆的な変化の中で存続が危ぶまれている人と環境の関わりあいの際立った例。
登録基準とは - 登録年
- 2000年
- 公式オフィシャル・サイト
- ユネスコ / UNESCO 公式サイト内の Curonian Spit ページ

Curonian Spit / Borya

Curonian Spit – Neringa – 106 / Kyle Taylor, Dream It. Do It.

Curonian Spit – Neringa – 130 / Kyle Taylor, Dream It. Do It.

Curonian Spit – Neringa – 179 / Kyle Taylor, Dream It. Do It.
クルシュー砂州の詳細地図
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