ソロヴェツキー諸島の文化的・歴史的遺産群の概要
- 名称 / 英語名
- ソロヴェツキー諸島の文化的・歴史的遺産群 / Cultural and Historic Ensemble of the Solovetsky Islands
- 種別
- 文化遺産
- 登録基準
-
(4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
登録基準とは - 登録年
- 1992年
- 公式オフィシャル・サイト
- ユネスコ / UNESCO 公式サイト内の Cultural and Historic Ensemble of the Solovetsky Islands ページ
ソロヴェツキー諸島の文化的・歴史的遺産群の解説・紹介
ソロヴェツキー諸島は、ロシア北西部の白海のオネガ湾に浮かぶソロヴェツキー島、アンツァー島など大小6つの島から構成される諸島です。
諸島の大半はヨーロッパアカマツとオウシュウトウヒからなる森林で覆われ、一部は沼地となっています。また、多くの湖があり、修道士たちにより運河のネットワークを構成するように互いに連結されています。
これらの諸島には、ロシア正教のソロヴェツキー修道院をはじめとする残る文化・歴史的遺跡群が残されています。
ソロヴェツキー修道院は、15世紀にキリロ=ベロゼルスキー修道院からやってきた2人の修道士により、15世紀後半に設立されました。当初は、修道院、宮殿、作業場で構成されていましたが、16~19世紀にかけて多くの修道院が建設されました。
ロシアの帝政期には、修道院は強固な要塞として知られ、リヴォニア戦争(16世紀)、大動乱期(17世紀)、クリミア戦争(19世紀)、ロシア内戦(20世紀)と外敵を退け続けました。
1917年の十月革命以後のソヴィエト時代は、作業場などが閉鎖され第一号の強制収容所(ラーゲリ)となり、その過酷な環境での収容が有名になり、「北極圏のアウシュヴィッツ」と称されました。
1974年にソロヴェツキー諸島は歴史・建築博物館と自然保護区として指定。1992年に「中世の宗教コミュニティの信仰・不屈・進取性を表す、北部ヨーロッパの荒涼たる環境における修道施設の傑出した例」として、ソロヴェツキー諸島の文化と歴史遺産群が世界遺産に登録されました。
現在、ロシア北部における代表的な観光地となっています。ケミからの船、またはアルハンゲリスクからの飛行機で行くことができます。
ソロヴェツキー諸島の文化的・歴史的遺産群の詳細地図
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