ウヴス・ヌール盆地の概要
- 名称 / 英語名
- ウヴス・ヌール盆地 / Uvs Nuur Basin
- 種別
- 自然遺産
- 登録基準
-
(9) 陸上、淡水、沿岸および海洋生態系と動植物群集の進化と発達において、進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。
(10) 生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには科学上または保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。
登録基準とは - 登録年
- 2003年
- 公式サイト
- ユネスコ / UNESCO 公式サイト内の Uvs Nuur Basin ページ
ウヴス・ヌール盆地の解説・紹介
ウヴス・ヌール盆地は、シベリアと中央アジアにかけて広がる盆地です。モンゴルの首都ウランバートルの西北西約1000kmにあり、モンゴルからロシア連邦にかけて106.9万haにも及ぶ広大な広がりを持っています。
ウヴス・ヌール盆地の中心あたりには、モンゴル国最大の湖のウフス湖が、ロシア連邦にまで広がっています。ウフス湖は非常に塩分濃度が高く、あたりが、かつては海だったことを伺わせます。湖の周りには3000m級の山々が連なっています。
ウヴス・ヌール盆地は気候的にも、地理的にも境界になっており、夏は47度、冬は-58度と、非常に極端な温暖差があります。しかも、世界で最も北にある砂漠と、世界で最も南にあるツンドラが並存している非常に珍しい地帯です。
自然のままのステップもあり、中央アジアの主要な生態系が、ほとんど手付かずの状態のまま、残されています。絶滅危惧種のユキヒョウ、アルガリ、アジア種のアイベックスなど41種の哺乳類、そして173種の鳥類が棲息するなど、多くの野生生物の棲家となっています。
また、盆地には、海抜1450mのウレグ・ヌール(ウレグ湖)をはじめとする、幾つかの小さな湖があり、渡り鳥にとって貴重な場所となっています。
1993年にロシアは、ウヴス・ヌール盆地あたりを8つの自然保護区を設定しており、2003年にはモンゴルがテス川周辺をはじめとする4つの保護区を設定。これら12の保護区が、2003年にユネスコの世界遺産に登録されています。
また、この盆地からは4万点に及ぶスキタイやテュルクの遺跡も発見されています。

Sunset in Kosh-Agash / ingermaaike2

Kina og Mongolia 2008 1066 / Ssppeeeeddyy

Kina og Mongolia 2008 886 / Ssppeeeeddyy

Kina og Mongolia 2008 120 / Ssppeeeeddyy
ウヴス・ヌール盆地の詳細地図
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