ウラジーミルとスーズダリの白亜の建造物群の解説・紹介
ウラジーミルとスーズダリは、モスクワの北東にあるロシア・ヴラジーミル州の古都です。
ウラジーミルとスーズダリの白亜の建造物群は、そのウラジーミルとスーズダリを中心に点在する聖堂・修道院・城塞など八つの記念碑的建造物群です。大理石で造られ精巧な浮彫が施された白亜の外壁を特徴としています。
モスクワの北東の一帯は、もともとオカ川流域の低地で深い森林が広がる辺境でした。しかし、河川を通じて東西南北との交易がしやすく、土地も肥沃で、ドニエプル川流域からの住民の移住が相次ぎ、12世紀にはロストフやスーズダリを中心にウラジーミル・スーズダリ大公国が確立。
その大公国の全盛期だった12世紀から13世紀にかけて造られた宗教建築・要塞建築がウラジーミルとスーズダリの白亜の建造物群です。
ウラジーミルにある石灰石を積んで築かれたウスペンスキー大聖堂、ドミトリエフスキー聖堂、黄金の門などの建造物が当時の繁栄を物語っています。
また、スズダリには11世紀以降に建設された50近い聖堂や修道院が残されています。丘やカメンカ川の蛇行など自然の地形を利用したロジェストヴェンスキー聖堂(生神女誕生聖堂)は、青色に金色の星をちりばめた5つのドームが特徴。
入口の黄金の門には聖書物語が金メッキで描かれています。その他、クレムリン城塞など白い石灰岩でつくられた白壁の美しい建築物が残されています。
こうした建築物は、ビザンティン建築、中世ロシア建築の好例になっています。
- 名称 / 英語名
- ウラジーミルとスーズダリの白亜の建造物群 / White Monuments of Vladimir and Suzdal
- 種別
- 文化遺産
- 登録基準
-
(1) 人類の創造的才能を表現する傑作。
(2) ある期間を通じてまたはある文化圏において建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
(4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
登録基準とは - 登録年
- 1992年
- 公式オフィシャル・サイト
- ユネスコ / UNESCO 公式サイト内の White Monuments of Vladimir and Suzdal ページ

Vladimir 59 / Alexxx1979

Vladimir 27 / Alexxx1979

Vladimir 87 / Alexxx1979

Russia, Vladimir, Suzdal / loriszecchinato

Suzdal 41 / Alexxx1979

Suzdal / Aleksandr Zykov
ウラジーミルとスーズダリの白亜の建造物群の詳細地図
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