西コーカサス山脈の解説・紹介
西コーカサス(西カフカース)山脈は、黒海とカスピ海に挟まれた大カフカス山脈の西端の地域で、ロシアのリゾート地ソチの北方50kmあたりに位置しています。
ここには、約3520k㎡にも渡るヨーロッパ最大の原生林が広がっています。氷河時代の名残も随所に見られ、湖、滝、湿地、洞穴、氷河など非常に変化に富む景観を形成しています。
地質学的にも変化に富んだ土壌が、1580種もの多様な植物を育んでいます。高山地帯だけでも967種の植物が生育しており、その3分の1が固有種です。
こうした植物の多様性、そして人を寄せつけない自然から、あたり一帯は野生動物の楽園となっており、ヨーロッパバイソンの山岳亜種などの絶滅危惧種を含む60種の哺乳類、246種の鳥類、2500種の昆虫も棲息しています。
- 名称 / 英語名
- 西コーカサス山脈 / Western Caucasus
- 種別
- 自然遺産
- 登録基準
-
(9) 陸上、淡水、沿岸および海洋生態系と動植物群集の進化と発達において、進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。
(10) 生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには科学上または保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。
登録基準とは - 登録年
- 1999年
- 公式オフィシャル・サイト
- ユネスコ / UNESCO 公式サイト内の Western Caucasus ページ
西コーカサス山脈の詳細地図
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