西オーストラリアのシャーク湾の解説・紹介
シャーク湾は、西オーストラリア州の西海岸中央部ガスコイン地域、オーストラリアの最西端に位置する湾です。 東京都と千葉県を合わせたぐらいの広さで、水深2mと浅く、湾の浜は、全て5mの厚さの貝殻で埋め尽くされています。
シャーク湾は、南部に行くほど塩分濃度が濃くなっている水質のため、地球誕生後に酸素を生み出した元とされる地球上で最古の生物、ストロマトライトが化石ではなく、生きたものが現存する貴重な海洋生態系を形成しています。
ストロマトライトは、最初に地上に上がった生命で、ドーム型の堆積物を形成する藍藻類です。最近の研究では、最古のもので35億年ぐらい前のものであることとが明らかなになっています。
また、冬でも湾の水温が20℃以上あることから、世界最大のジュゴンとなっていることをはじめ、ジンベイザメ、ウミガメ、イルカ、オニイトマキエイなどが群生し、インド洋から南極海へ移動するザトウクジラも立ち寄ります。
この地域は、半島に囲まれた隔たった地理的環境から、生息する動物は独特の進化を遂げており、動物学的にも貴重な地域となっています。
- 名称 / 英語名
- 西オーストラリアのシャーク湾 / Shark Bay, Western Australia
- 種別
- 自然遺産
- 登録基準
-
(7) ひときわすぐれた自然美及び美的な重要性をもつ最高の自然現象または地域を含むもの。
(8) 地球の歴史上の主要な段階を示す顕著な見本であるもの。これには、生物の記録、地形の発達における重要な地学的進行過程、重要な地形的特性、自然地理的特性などが含まれる。
(9) 陸上、淡水、沿岸および海洋生態系と動植物群集の進化と発達において、進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。
(10) 生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには科学上または保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。
登録基準とは - 登録年
- 1991年
- 公式オフィシャル・サイト
- ユネスコ / UNESCO 公式サイト内の Shark Bay, Western Australia ページ

Shell Beach / robertpaulyoung

Shell Beach / robertpaulyoung

Stromatolites / robertpaulyoung

Stromatolites / mark i geo

Manatee surfacing / robertpaulyoung
西オーストラリアのシャーク湾の詳細地図
緯度:-25.49 経度:113.44
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