解説・紹介
ニュージーランドの亜南極諸島は、ニュージーランドの南東約200km、ちょうどニュージーランド本島と南極との間に位置するスネアズ諸島、バウンティ諸島、アンティポデス諸島、オークランド諸島とキャンベル島の5つの諸島から構成されています。
南緯約40度に位置するニュージーランドの亜南極諸島は、南極からの寒流と太平洋からの暖流が流れ込んでいるため、天候は非常に不安定で、度々、暴風雨に襲われる自然環境下にありますが、寒流と暖流が衝突して大量のプランクトンが発生。鳥類たちにとっては絶好の繁殖地となっています。ペンギンなどの海鳥40種をはじめ、アホウドリ、みずなぎどり、海燕など126種もの鳥類が生息しています。
また、鯨、アシカ、アザラシなどの海生哺乳類も数多く生息している他、花が咲くハーブ類など、ここでしか見ることができない植物、あるいは昆虫などが数多く生息しており、生物の進化を研究する上で重要な地域となっています。
なお、こうした手付かずの自然、生態系を維持するため、ニュージーランドの亜南極諸島への立ち入りは厳しく制限されており、限られたツアーでしか行くことができません。

WELLINGTON and OTAGO in Perseverance Harbour / Royal New Zealand Navy

Herb Field / Royal New Zealand Navy
- 名称 / 英語名
- ニュージーランドの亜南極諸島 / New Zealand Sub-Antarctic Islands
- 種別
- 自然遺産
- 登録基準
-
(9) 陸上、淡水、沿岸および海洋生態系と動植物群集の進化と発達において、進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。
(10) 生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには科学上または保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。
登録基準とは? - 登録年
- 1998年
- 公式オフィシャル・サイト
- ユネスコ / UNESCO 公式サイト内の New Zealand Sub-Antarctic Islands ページ
お勧め参考書籍
最新!ニュージーランドの亜南極諸島旅行写真ギャラリー
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