パハルプールの仏教寺院遺跡群 / Ruins of the Buddhist Vihara at Paharpur

パハルプールの仏教寺院遺跡群の解説・紹介

パハルプールの仏教寺院遺跡群は、ヒマラヤ山脈の南部、バングラデシュの首都ダッカの北西約180kmに位置する仏教寺院遺跡です

現在、バングラデシュはイスラム教国ですが、8~11世紀に北インドで繁栄したパーラ朝では仏教が大いに栄えて多数の仏教寺院が建設されました。

パハルプールの仏教寺院遺跡群は、パーラ朝の第2代の王、ダルマパーラ王(在位770~810年)が、8世紀半ばから9世紀にかけて建設したサマプリマハ僧院の跡です。

サマプリマハ僧院は、一辺約300m四方の正方形の厚い煉瓦の周壁の中に177もの僧房、72の台座、中座、仏舎利塔があり、1000人もの僧を収容出来たという巨大な寺院です。

中庭には、かつて大塔がそびえていましたが、今はレンガによる土台部と周壁のみ残されています。

壁には約2,800枚もの粘土を素焼きにした塑像がはめ込まれており、仏陀やヒンドゥー教の神々、動物や人などが描かれています。

寺院の建築様式は、ビルマ(ミャンマー)のパガン遺跡やクメール(カンボジア)のアンコール遺跡にも大きな影響を与えたと言われています。

ちなみに、ベンガル語で「パハル」は「山」、「プール」は「中核」を意味します。なお、敷地内には、パハルプールを紹介した博物館もあります。

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South Asia 004 / rapidtravelchai
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IMG_0926-vi / Frances Voon
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South Asia 006 / rapidtravelchai
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South Asia 005 / rapidtravelchai
名称 / 英語名
パハルプールの仏教寺院遺跡群 / Ruins of the Buddhist Vihara at Paharpur
種別
文化遺産
登録基準
(1) 人類の創造的才能を表現する傑作。
(2) ある期間を通じてまたはある文化圏において建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
(6) 顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰または芸術的、文学的作品と、直接にまたは明白に関連するもの(この基準は他の基準と組み合わせて用いるのが望ましいと世界遺産委員会は考えている)。
登録基準とは
登録年
1985年年
公式オフィシャル・サイト
ユネスコ / UNESCO 公式サイト内の Ruins of the Buddhist Vihara at Paharpur ページ
緯度:25.03 経度:88.98

パハルプールの仏教寺院遺跡群の詳細地図

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