コルディリェラの棚田群の解説・紹介
フィリピンのコルディリェラの棚田群(たなだぐん)は、ルソン島北部の中央山岳地帯の主に東斜面に広がっている棚田地帯です。
イフガオ州のバナウエ、マヨマヨ、キアンガン、フンドゥアン地域にある各棚田から成ります。
コルディリェラの棚田は、フィリピンの山岳民族のイフガオ族などが紀元前1000年~紀元前100年から、ほとんどが手作業で作られたものです。
以来、2000年もの昔から受け継がれてきた伝統的農法によって形作られてきたライス・テラス(棚田)は、「天国へ昇る階段」とも言われるほど壮大で美しい景観を持ち、棚田の総延長は実に20,000kmを越えます。
棚田の規模としては、世界最大ともいわれている。1995年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された際には、日本の棚田保護政策のきっかけになっています。
近年は、若者の都会流出による人手不足などから、景観の維持が難しくなり、2001年にユネスコの世界遺産の「危機にさらされている世界遺産リスト」へも登録されましたが、その後、改善措置が講じられた為、2012年に解除されています。

Banaue_09778rt / Stefan Munder

Banaue rice terraces. Terrazas de arroz de Banaue. / Jon Diez Supat

kayan rice terraces / Rex Pe

Damp day in Banaue / caitriana

Damp day in Banaue / caitriana

Guardian of Banaue / slingshots+meo remalante
- 名称 / 英語名
- コルディリェラの棚田群 / Rice Terraces of the Philippine Cordilleras
- 種別
- 文化遺産
- 登録基準
-
(3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
(4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
(5) ある文化(または複数の文化)を代表する伝統的集落、あるいは陸上ないし海上利用の際立った例。もしくは特に不可逆的な変化の中で存続が危ぶまれている人と環境の関わりあいの際立った例。
登録基準とは - 登録年
- 1995年
- 公式オフィシャル・サイト
- ユネスコ / UNESCO 公式サイト内の Rice Terraces of the Philippine Cordilleras ページ
コルディリェラの棚田群の詳細地図
緯度:16.92 経度:121.07
お勧め参考書籍
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