フェニックス諸島は、南太平洋のギルバート諸島とライン諸島の間、赤道直下にあるキリバス共和国に属する諸島です。過去の一時期にはポリネシア人が住んでいたことがあったと見られていますが、その後、長らく無人島となり、19世紀半ばにアメリカの捕鯨船が再発見しています。
フェニックス諸島保護区の解説・紹介
フェニックス諸島保護区は、フェニックス諸島を構成する8つ島、ラワキ島、エンダーベリー島、ニクマロロ環礁、マッキーン島、マンラ島、バーニー島、カントン島、オロナ環、そしてキャロンデレット珊瑚礁とウィンスロー珊瑚礁の2つの珊瑚礁から成り、40.8万平方kmという広大なエリアを持つ世界最大の海洋保護区です。
フェニックス諸島は、カントン島以外はすべて無人島で、生態系が手つかずのままに残されていることが大きな特徴です。約200種のサンゴ、500種の魚類、18種の海洋哺乳類、44種の鳥類などの生息がが確認されています。なお、フェニックス諸島保護区はキリバス最初の世界遺産です。
この海域で漁業が行なわれると、その豊かな生物多様性が損なわれるため、キリバス共和国は商業的漁業を禁止しています。
- 名称 / 英語名
- フェニックス諸島保護区 / Phoenix Islands Protected Area
- 種別
- 自然遺産
- 登録基準
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(7) ひときわすぐれた自然美及び美的な重要性をもつ最高の自然現象または地域を含むもの。
(9) 陸上、淡水、沿岸および海洋生態系と動植物群集の進化と発達において、進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。
登録基準とは? - 登録年
- 2010年
- 公式オフィシャル・サイト
- ユネスコ / UNESCO 公式サイト内の Phoenix Islands Protected Area ページ
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