国境防衛都市エルヴァスとその要塞群の解説・紹介
国境防衛都市エルヴァスとその要塞群は、スペインとの国境近くにある、防衛堅固な建造物群です。
17世紀ヨーロッパの国際政治情勢と密接に結びつく軍事建築の発展を伝える物として2012年に世界遺産に登録されました。
エルヴァスの歴史は、古代ローマ時代にまで遡りますが、世界遺産の登録対象となる防衛施設群などが形られたのは、主に17世紀以降のことです。
エルヴァスはスペイン、ポルトガルの国境付近の要衝であり、1711年にスペイン領となったこともありますが、1712年以降はポルトガル領土となっています。
町には、南部にサンタ・ルジア要塞、北部にグラサ要塞があります。
旧市街地は、1643年以降に建てられた、世界最大といわれる現在の塁壁で囲まれています。
世界遺産を構成するのは、これらの要塞群及び城壁、イベリア半島で最長の長さを持つアモレイラ水道橋、コンソラサオン教会とアスンサオン教会、古代ローマの要塞跡に築かれたエルヴァス城、そして美しい街並みがある歴史地区です。
要塞の中には家々が立ち並び、外は牧草地帯が広がっています。観光するにはもってこいの魅力あるスポットに満ちています。
- 名称 / 英語名
- 国境防衛都市エルヴァスとその要塞群 / Garrison Border Town of Elvas and its Fortifications
- 種別
- 文化遺産
- 登録基準
-
(4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
登録基準とは - 登録年
- 2012年。2013年に「軽微な変更」
- 公式オフィシャル・サイト
- ユネスコ / UNESCO 公式サイト内の Garrison Border Town of Elvas and its Fortifications ページ

Elvas Castle, Alentejo, Portugal, 29 September 2005 / PhillipC

“Águas Livres” Aqueduct / pedrosimoes7

IMGP0037 / Lester Remhof
国境防衛都市エルヴァスとその要塞群の詳細地図
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