ギマランイス歴史地区の解説・紹介
ギマランイス(Guimarães)は、ポルトガル北西部のブラガ県にある都市です。ポルトの北東約60km、ポルトのサン・ベント駅から1時間30分足らずの距離です。
ギマランイスは、ポルトガル王国の初代国王アフォンソ1世(アフォンソ・エンリケス)の生誕地であることから、ポルトガル発祥の地、ポルトガル王国の発祥地と呼ばれています。
町の入口の壁には「AQUI NASCEU PORTUGAL(ここにポルトガル誕生す)」と刻まれています。
ギマランイスの中心部の南北約850メートル、東西約250メートルという小じんまりとした旧市街には、ポルトガル王国の建国後に建てられた歴史的建築物が並んでいます。ことに、サンタ・マリア通りに、14~15世紀の町並みが残されています。
一番の見どころは、何といってもポルトガル初代国王・アフォンソ・エンリケスが1110年に生まれたギマランイス城や、そのギマランイス城の下にある、アフォンソ・エンリケスが洗礼を受けたサン・ミゲル教会。
また、ロマネスク建築とゴシック建築が融合したノッサ・セニョーラ・ダ・オリヴェイラ教会、ノッサ・セニョーラ・ダ・オリヴェイラ教会の修道院部分を利用したアルベルト・サンパイオ美術館 (Museu Alberto Sampaio)。
あるいは、15世紀ゴシック様式のブラガンサ公爵館や ポザーダ・デ・サンタ・マリーニャなどなど、ギマランイスの中央地区(旧市街)には、中世に由来する歴史的建築物が、およそ60ほどあります。
オムニバス映画『ポルトガル、ここに誕生す〜ギマランイス歴史地区』
ギマラインスは2012年に欧州文化首都に選定され、一年間にわたり様々な文化行事が行われました。そのプログラムの一つとして『ポルトガル、ここに誕生す〜ギマランイス歴史地区』(原題: Centro Histórico、英題: Historic Centre)という映画も制作されています。
アキ・カウリスマキ監督やビクトル・エリセ監督など、4人の監督によるオムニバス作品で、いずれも世界遺産のギマラインス歴史地区を題材に描いた作品です。
- 名称 / 英語名
- ギマランイス歴史地区 / Historic Centre of Guimarães
- 種別
- 文化遺産
- 登録基準
-
(2) ある期間を通じてまたはある文化圏において建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
(3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
(4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
登録基準とは - 登録年
- 2001年
- 公式オフィシャル・サイト
- ユネスコ / UNESCO 公式サイト内の Historic Centre of Guimarães ページ

Guimarães / am_

Aqui nasceu Portugal / Carlos Ebert

Igreja de Santa Ana do Sacramento (Chapada dos Guimarães, MT) / Paulisson Miura

Guimarães / Jsome1

Guimarães / am_